私のサークル活動

〜ボランティア・サークルTSS〜

 

01E2263 城間 美南子

 

私はボランティアサークルTSSTOYOHASHI SUNDAY SCHOOL)に所属しています。主な活動内容は豊橋市とその近郊に住む知的障害のある子どもたちとゲーム・料理・キャンプなどなどを一緒に過ごします。サークルメンバーは愛知大学・豊橋技術科学大学・田原福祉などさまざまな学生が集まって、子どももあわせると総勢80名にもなります。そんなTSSも今年で30年目を迎えました。

私は高校生のとき大学を選択する際、福祉が学べる大学を探していました。特に何がしたいなどは考えていなかったので、福祉の大学に進学するのは変更し今の愛知大学に・・・。大学に入りたてのころは、サークルは入らずバイトに明け暮れる予定だった私は友達にサークルの見学会が今度の日曜日にあるからいこ〜と誘われ、日曜日に何もすることないし・・・という軽い気持ちで見学に行きました。が、しかし、いざその場に行くと緊張しました。ボランティアだし・・・障害者の人とは接したことないし・・・。冷や汗は出てくるは、心臓はバクバクいってくるはで。しかし一緒に1日子どもと過ごすことによって私はいつの間にか緊張はすっかりなくなって、このサークルにはいる!!と決めていました。(TSSでは子ども1人に対し学生1人がつき、ゲームなどでその子が一人では出来ないことをサポートしています。)

1年目は楽しいことばかりでただただ毎回の当日に参加しているという感じでしたが、2、3年目ともなるとサークルの運営面の裏側が見えたり、子どもとのコミュニケーションに悩んだり、楽しくないことも多いです。中学(テニス部)でも、高校(華道部)でも部活はなかなか長続きしなかった私が今まで続けてこれたのも子どもたち一人一人にたっぷり魅力があって、学生みんなの1つの目標に向かって頑張っていこうとする気持ちが心地よかったりするからです。居場所を私は見つけたんだな〜と実感しています。

学年が1年違っただけで考え方がずいぶん違ったり、障害者を取り囲む国の制度や周りの考えかたがここ30年でガラリと変わってきているので、サークルのあり方もずいぶん変わってきています。その中で、気持ちをひとつにしていくのは難しいのを実感しています。

ボランティアは難しくないのだなというのをこのサークルに入って感じました。人と人との交流なんだと。これからサークルを卒業してボランティアにかかわる機会がぐんと減ってしまうのが残念です。

あと1年悔い残らないよう頑張っていきたいです。

興味のない人には全く遠い世界のように感じるかもしれないですが、1回その世界に触れてみると案外良かったりします。(TSSはいいきっかけになるかも?!)